今まで購入してきた家電の中でも、人生最大級に買ってよかったと思えるのが「ヘルシオ ウォーターオーブン」。
本当に1日何回も使ってます。もはや洗濯機や冷蔵庫と同じくらいの生活必需品です。
最高なのが材料・分量・温度を気にせず、食材を入れてキーを一回押すだけで美味しい料理が出来上がる「まかせて調理」。すべての料理がレンジでチンする感覚で出来るんです。
細かいこと考えずにとりあえず適当に食材を放り込めば勝手にいい感じで調理してくれるのが楽すぎです。ヘルシオのおかげで料理の負担が物凄く減りました。
そこそこお値段するモノなので気軽に購入できるモノではないかもしれませんが、長期的に見れば絶対に元は取れますしホントおすすめの調理家電。
この記事ではヘルシオを実際に購入して使ってみた感想やメリット・デメリットなどレビューをお届けします。
ヘルシオと他のオーブンレンジの違い
ヘルシオと他のオーブンレンジの違いは公式サイトに解説があるので引用させてもらいます。
一般的なオーブンレンジは、庫内に発生させたスチームをヒーターで加熱することで、庫内に過熱水蒸気を発生させています。 過熱水蒸気の他、レンジやヒーターなどによる複数の加熱を組み合わせた調理法が主流となっています。
一方、ヘルシオは基本的に過熱水蒸気だけで調理をしています。 最初から最後まで“水のチカラ”だけで調理できます。その違いを知ってほしいから、“ウォーターオーブン”と呼んでいます。
引用:ヘルシオ公式サイト「ヘルシオと一般的な過熱水蒸気オーブンレンジの違いは?」
文章だけではわかりにくいので合わせて図解も。
ヘルシオは最初から最後まで「過熱水蒸気(水蒸気をさらに加熱した無色透明の100℃以上の気体のこと)」で調理します。一般のオーブンレンジとヘルシオのパワーを比較すると約8倍ものエネルギー差があるんです。
それからヘルシオで調理すると過熱水蒸気が水になるときに食材の塩分を流してくれるので減塩できる、大きなエネルギーですばやく中まで加熱するので食材の脂が溶けだして水が流してくれる脱脂効果(カロリーダウン)もあります。
この減塩や脱脂効果が生まれることから「ヘルシオ」というネーミングになったそうですよ。
SHARP公式の解説動画もありました(すごくわかりやすです)。
ヘルシオでどんな料理が出来るのか(付属レシピは400以上)
ヘルシオ付属のメニューは400超え。基本的に鍋料理(スープ・カレー・煮物的なやつ)以外であれば、焼く・炒める・蒸す・グリル・あたため・解凍・オーブン・あぶり・発酵は全部できます
ヘルシオの操作はすべてタッチ画面上で行います。基本メニュー画面はこんな感じです。下の画像だけ見てもわけがわからないかもしれませんが、ヘルシオが多機能だってことだけは理解いただけると思います。
レンジ機能もついてるのであたため系も大丈夫です。「ヘルシオあたため」モードは蒸気を使って温めるんですが、揚げ物ならサックリ・肉まんはしっとり、パンはふんわり、といった感じで食材に合った豊富な温め方があります。
特にパンの「ふんわりあたため」は焼き立てのパンのようにふんわり出来上がります。普通のトースターだとどっちかというとカリッと焼き上がると思うんですが、明らかに違いがわかりますよ。
クロワッサンとかフランスパン・パイ系の温めなんか最強においしいですよ。ヘルシオがあればバルミューダのトースターも不要じゃないでしょうか。
オーブンも出来るのでクッキー・ケーキ系も作れます。
解凍もあるし発酵もあります。まあ、とにかく多機能。
ヘルシオ5つのメリット
実際にヘルシオを買って使ってみた感じたメリットです。
- スイッチひとつで簡単・美味しい料理の出来上がり
- ほったらかしでいいので時間の余裕ができた
- 洗い物がすごく楽になった
- おいしさと栄養素しっかりキープした健康効果
- 蒸気のチカラで手入れも簡単
1.スイッチひとつで簡単・美味しい料理の出来上がり
個人的に一番気に入っているのは「まかせて料理機能」というものです。
これは
- レシピいらず
- 量はかりいらず
- 解凍いらず
で好みの材料をヘルシオに入れて「網焼き・揚げる」「焼く」「炒める」「蒸す・ゆでる」の中から好みのモードを選ぶだけで料理してくれるものです。
付属の角皿に食材を並べて調理方法を選ぶだけ。何も考えなくて良いです。あとはセンサーで火加減・加熱時間まで勝手にコントロールしてくれるんですよ。(しかも、冷凍・冷蔵・常温の材料が混ざっていても問題なし)。
えー、そんなんちゃんと美味しく出来上がるの?と疑問に思われるかもしれませんが、大丈夫です。ヘルシオを信じて一気にぶち込んでください。ちゃんとおいしくできますから(笑)。
例えば、ハンバーグとポテト・人参みたいな違う食材でも、大きさがバラバラでもまとめていい感じで調理してくれます(冷凍のままでもオッケー)。スイッチひとつで1度に2~3品作れるので時短効果は半端ないです。
この場合、上から2番目の「焼く」ボタンを押すだけ。時間設定温度設定などは一切不要です。
写真のとり方が下手なんで見た目はアレかもしれませんが、スイッチひとつで美味しく焼き上がります。
2.ほったらかしでいいので時間の余裕ができた
スイッチひとつ押すだけで最初から最後まで全部やってくれるので、料理の間そばに付いている必要がありません。
フライパン料理のときみたいに火加減見る必要も一切ないので、空いた時間で他の家事をこなしたり子供と遊んだり本を読んだりできます。
こうやって精神的余裕も出来るのは想像以上に大きいですね。
3.洗い物がすごく楽になった
それから洗い物が減るというメリットもあります。
脂がでてくるような料理をするときは網の下にアルミホイルを敷いておいて調理後まるごとポイっと捨てるだけ。油まみれのフライパンを洗う必要もありません。
というか、フライパンや鍋はもう殆ど使うことがありませんし、レンジ周りや換気扇の油掃除もなくなりました。
4.おいしさと栄養素しっかりキープした健康効果
ヘルシオの減塩効果と・脱脂効果については先に触れましたが、その他にも
- 旨味成分を引き出す
- 甘味成分を引き出す
- 食感やわらか
- 栄養素を守る
といったメリットもあります。
フライパンを使う通常の料理とは違い、直接熱を当てず水蒸気で焼くので細胞破壊が抑えられて美味しさを守ってくれます。
あと、密閉状態における低酸素調理なので調理中に食材が酸化しないというのも美味しさの秘密ですね。
5.蒸気のチカラで面倒な手入れも簡単
毎日の手入れは軽くキッチンペーパーで拭き取るくらいで大丈夫です。調理中に発生する蒸気の力で汚れが浮かんでいる状態なのでさっと吹くだけできれいになります。
それでもしばらく使っていると肉料理・魚料理の匂いが気になるようになるので、そのときは専用のお手入れモードを利用します。こんな感じでお手入れモードも数種類あります。
- 庫内おそうじ
- 脱臭モード
- 庫内乾燥モード
- 除菌モード
庫内掃除だけでなく、食器や台拭きの除菌まで出来るのでとても便利。
ヘルシオ2つのデメリット
そんなヘルシオですが、これはちょっとイケてないな・改善して欲しいなというデメリットもあります。
- 音声認識機能が弱い
- 鍋料理ができない
1.音声認識機能が弱い
一番イケてないのは音声認識ですね。
インターネットに繋がっていれば話しかけて献立相談したり音声操作できることになっているんですが、この音声認識の精度がかなり低い・・。
何度言い直しても正しく伝わらないこともあります。反応があったとしても遅い。しゃべるスピードも遅いのでイライラしますw。
ココらへんはおそらく今後のファームウェアのアップデートで改善されることを期待してるんですが、現時点ではまだまだだと言わざるをえません。
結局手動操作したほうが早いし間違いがないので、音声操作はほとんど使っていないですね。
2.鍋料理ができない
ヘルシオでは鍋料理ができません。
これはもうしょうがないので我が家では同じくシャープのホットクックを使っています。
ホットクックもヘルシオと同じように材料を鍋に投入してスイッチひとつ押せば調理してくるという優れもの。自動かき混ぜ機能もついているのでスープ・味噌汁・カレーといった鍋料理も上手にできます。
ホットクックのレビュー記事もありますのでぜひ合わせて御覧ください。
レシピサンプル:ヘルシオを使っていろいろ料理してみた
実際にヘルシオでどんな料理が出来るのか、写真で紹介してますのでザーッとでも見ていただけたらと思います。これぜーんぶボタン一つポチでできるんですよ。
モーニングセット
食パン・ソーセージ・目玉焼きなど(その他お好みに合わせて)・焼き野菜など一気に調理してくれます。2段モデルなら一度で4人分くらいはできます。忙しい朝ご飯の準備はもうこれ一発ですみます。
あぶりビーフステーキ
からあげ
からあげは食品の持つ脂で揚げるノンフライ調理なのでカロリーが気になる方には良いかも。
油であげるの面倒だし油の後処理・コンロまわりの掃除も大変ですよね。ヘルシオならそんな必要ありません!
外はカリッと、中はふんわりです。
蒸し野菜&ゆで卵
複数品目を一緒に蒸すのもオッケー。ヘルシオの蒸しモードならゆで卵もできます(レンジと違って破裂しません)。
トマトスパゲティ
ちなみにティファールのフライパンとヘルシオはすごく相性がよいです。取っ手なしのフライパンに材料ごっそり入れてそのまま調理できます。
出来上がったら取っ手をつけて取り出せば、そのままテーブルに持っていけますし再加熱もできます。
回鍋肉
麻婆豆腐
焼き魚
市販のピザ
予熱不要で10分程度でこんがり焼き上げてくれます。
その他いろいろ
ほうれん草のおひたし
手羽元のグリル
野菜炒め
焼きそば
これらはヘルシオで出来るメニューの極々一部にしか過ぎません。クラウド上にあるメニューも含めたら1,000以上のレシピがあり、自分も全然把握できてない状態です。
そういう意味でもこれからますますヘルシオが役に立ってくれそうです。
ヘルシオと合わせて買っておきたいアイテム紹介
ヘルシオには調理網がついているのですが、しばらく使っていると肉や魚がくっつくようになってきます。
シャープさんもあの網は消耗品だと謳っていますが、調理前にさっと油を引いておくとくっつかなくて長持ちするのでおすすめです。
そして蒸し料理に大活躍してくれるのがステンレスの網。ボウル型の網だと高くて入りきれなかいことがあったり、平たい網状のほうが均一に蒸してくれるので便利だと思います。これは絶対あったほうが良いおすすめアイテムです。
まとめ
ヘルシオが家に来てからフライパンを使ったマニュアル料理はほぼやりなくなりました。というかやる必要がなくなりました。
ボタン一つで全部やってくれて、しかもちゃんと美味しく出来上がるんですから最高です。
これはもう消費ではなく投資と割り切って購入されることをおすすめします。なんでもっと早く買わなかったんだろうと自分を責めたくなること間違いありません(笑)。
今回ご紹介できたのはヘルシオが持つ多くの機能の一部にしか過ぎません。公式サイトには様々なレシピや製品情報が掲載されていますので見てみてください。