カスピ海ヨーグルトは普通にスーパーでも購入することができますが、通常のヨーグルトに比べて多少高いので毎日食べるとなると馬鹿にならない出費になってしまいます。
そんな人気のカスピ海ヨーグルトですが、市販のヨーグルトメーカーと通販で購入できる種だけあれば激安で自宅で簡単に量産することができるんです。
今回はヨーグルトメーカーを使った自宅でできるカスピ海ヨーグルトの作り方と増やし方を紹介します。
手作りカスピ海ヨーグルトに必要なもの
カスピ海ヨーグルトを作るのに必要なのは3つ。
- カスピ海ヨーグルトの種菌
- 未開封で新鮮な牛乳
- ヨーグルトメーカー
1.おすすめ種菌はフジッコ
カスピ海ヨーグルトの種菌は複数のメーカーから発売されていますが、一番のおすすめは「フジッコ」の種菌です。
これまで600万セットを販売したという実績もあるので一番安心して購入できる種菌です。
↓作り方とレシピブックも入っています
フジッコの種はネットで購入できます。
2.未開封で新鮮な牛乳
牛乳は「成分無調整牛乳」か「ジャージー牛乳・濃厚牛乳」を使ってください。
成分無調整牛乳(おすすめ) | ◎ | ヨーグルト作りに適しています |
ジャージー牛乳・濃厚牛乳 | ◎ | ヨーグルト作りに適しています |
低脂肪牛乳・無脂肪牛乳 | ◯ | ホエーが多く出ることがありますが、ヨーグルトを作ることができます |
低温殺菌牛乳 | △ | 同じ低温殺菌牛乳でもメーカーにより差がありまれにうまくできないことがあります |
栄養強化牛乳 | △ | 固まりにくかったりホエーが多く出ることがあります |
フルーツ牛乳・コーヒー牛乳 | × | 作れません。乳固成分が少ないため固まりません |
3.ヨーグルトメーカー
おすすめのヨーグルトメーカーは「ヨーグルティアS」。
普通のヨーグルトだけでなくカスピ海ヨーグルト・R1ヨーグルト、ケフィアヨーグルト・水切りヨーグルト・温泉卵、ジャム、甘酒や納豆・味噌・塩麹・醤油麹・天然酵母・温泉卵等の発酵食品も驚くほど簡単に作れる万能アイテムです。
また温度調整機能とタイマー・ブザー機能が付いているという点も他の安いヨーグルトメーカーにはないポイントです。ヨーグルトを作るときに一番重要になるのは温度管理と時間設定です。カスピ海ヨーグルトを作る時は種菌を取り扱いますが、菌はとてもデリケートなので温度が高すぎたり低すぎたり、時間設定をちょっと間違えると失敗します。特に冬や夏は外気温の影響を受けやすく失敗しやすくなりますが、ヨーグルティアの温度調節機能があれば年中安定してヨーグルトを作ることができます。
ちょっと高めですが、長く使うことを考えれば絶対におすすめの機種です
カスピ海ヨーグルトの作りの3つの注意点
基本的な作り方としては、容器に「種菌」と「牛乳」の2つを混ぜてヨーグルトメーカーにセットするだけです。
ただし、失敗しないためのコツというものが3つあるので先に紹介しておきます。
- 容器・スプーンを熱湯消毒する
- 発酵中の温度を常に一定に保つ
- 発酵時間管理を正しくおこなう
1.容器・スプーンを熱湯消毒する
ヨーグルトを作る前には必ず手を洗って清潔な状態で行ってください。また容器やスプーンは必ず熱湯消毒をしておく必要があります。
洗った後の水滴は多少残っていても問題ありません。ふきんでやタオルで拭いたりすると雑菌が入ってしまうこともあるのでそのまま作り始めて大丈夫です。
この雑菌を混入させないというのがヨーグルト作りではとても重要になってきます。
2.発酵中の温度を常に一定に保つ
カスピ海ヨーグルトを発酵させる最適な温度は20℃~30℃となっています。発酵中はなるべく一定の温度を保つことができれば失敗も少なくなります。
ヨーグルトメーカーを使わずに常温で発酵させようとすると、30℃を超える夏場や20℃以下となる冬場はうまく出来ないことが多々あります(カスピ海ヨーグルトメーカーの菌は30℃以上で弱り、20℃以下だとうまく発酵しません)。
やはり失敗せずにカスピ海ヨーグルトを安定的に作ろうと思ったら先ほど紹介したような温度設定機能が付いたヨーグルトメーカーを使ったほうが良いです。
3.発酵時間管理を正しくおこなう
最後にもう一つ重要なポイントが時間管理です。発酵までの目安時間は25~30℃の場所なら約24時間、20℃前後の場所なら約72時間とかなりの幅があります。
これはヨーグルトメーカーを利用して一定の温度を保ったうえでの目安時間なので、常温放置で作ろうとなると日夜の温度差などの関係もありどのくらいで発酵するのか素人目ではなかなか判断できないと思います。
あまり発酵させすぎると酸っぱくなったり、発酵時間が短いと菌が十分に発酵せず失敗することもあります。
そういった意味でもやはり一定温度を保ってくれて発酵終了を教えてくれるブザー機能が付いているヨーグルティアSは一番おすすめできるヨーグルトメーカーです。
カスピ海ヨーグルトの作り方
ではここから具体的な作り方を見ていきましょう。ヨーグルトの作り方はいたって簡単。以下の3ステップだけです。
- 牛乳と種菌を混ぜる
- ヨーグルトメーカーにセットする
- 発酵が終わったら冷蔵庫で冷やす
手順1.牛乳と種菌を混ぜる
第1ステップとして容器に牛乳と種菌を混ぜます。まずはヨーグルティアの容器に牛乳を500ml入れます。
おすすめの牛乳はヨーグルト作りに一番適している「成分無調整牛乳」です。
また牛乳は賞味期限内のものでなるべく未使用のものを使うことをおすすめします(雑菌混入予防のため)。
次にカスピ海ヨーグルトの種菌を一袋(3g)牛乳の中に入れます。
種菌を入れたら殺菌したスプーンで牛乳と種菌をよく混ぜます。種菌がダマの状態だとうまく固まらない場合があるので、スプーンの背でつぶすなどしてしっかり溶かすようにしてください。
手順2.ヨーグルトメーカーにセットする
よーく混ぜたらヨーグルティアに付属の中ぶたを閉じヨーグルトメーカーにセットします。
あとはタイマーをセットして発酵させるだけです。設定温度は28℃でタイマーを24時間にセットしスタートボタンを押します。
発酵が済んで24時間経つとブザーが知らせてくれるので、それまでは完全放置で大丈夫です(発酵中は容器を揺らさないように注意してください)。
手順3.発酵が終わったら冷蔵庫で冷やす
ブザーがなったら内容器を取り出して冷蔵庫へ直行。
発酵が終わって固まっているのにそのまま放置するとヨーグルトの菌が弱り腐ってしまうことがあります。
↓発酵終了時の画像です。容器を斜めにしてもヨーグルトが動きません。よーく固まっています。
↓カスピ海ヨーグルト独特の粘りもしっかりあります。
冷蔵庫に入れて2~3時間もすれば冷えるので、そしたらもう食べることができます。
ちなみにできあがったヨーグルトは1週間を目安に早めに食べきってしまいましょう。
まとめ
以上見てきた通り、ヨーグルトメーカーとフジッコのカスピ海ヨーグルト種菌を使えばいとも簡単に自宅でカスピ海ヨーグルトを量産することができてしまいます。
ヨーグルトは毎日継続して食べ続けなければその美容効果・健康効果を得ることはできません(腸内に入った菌は一定の割合で死んでしまうので)。
ヨーグルトメーカーを使えばスーパーやコンビニで買うより遥かに低いコストでヨーグルトを毎日食べることができます。家計にもやさしく健康にも良いので一石二鳥です。
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