新NISAは年360万円投資可能なので最短5年で生涯非課税枠1800万円を消費することができます。
(年360万円 × 5年 = 1800万円)
自分もそうするつもりでeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)1本で1800万円の非課税枠を5年で埋めるつもりでいます。
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実際ネット上でも「できるだけ早く非課税枠を埋めるのが正解」という意見が多いのですが、本当に5年投資が正解なのか?というのが今回のテーマです。
結局は相場次第
結論から言うと「常に最短5年が正解とは限らない。結局は相場次第である」というのが答えです。
わかりやすい例えを上げると、「5年で1800万円投資して6年目に大暴落がおこって評価額が半分に」みたいなことになったら5年で投資しないほうが良かった、というのはすぐに分かると思います。
ただ、実際の株価はどうなるか誰にもわからず(暴落なんてしないかも知れないし・するかも知れない/どんどん右肩上がりで伸びるかも知れないし・長期低迷するかも知れない)、事前に答えを知ることは不可能です。
ここでAERA春夏号2023年に面白いシミュレーションがあったのでご紹介
東京証券取引所のデータ協力を得て、S&P500とTOPIXの過去データを使い10種類の期間を取りつつ
・360万円 × 5年投資
・180万円 × 10年投資
・90万円 × 20年投資
を比較検証したらどうだったか?というものです
細かい話は抜きにして結論だけ紹介すると、米国株のように力強く右肩上がりが続いた相場では最短5年が最も有利でした
日本株の場合は5年が有利だった時もあれば10年・20年が有利だったという結果になったそうです
あくまでも過去のデータに基づくバックテストですが、自分の投資先が今後も長期的に右肩上がりで成長すると信じるなら360万円 × 5年の最短投資をしてもいい、ということが言えそうです
事前予測は不可能
逆に例えば5年で1800万円投資した途端にリーマンショック級の大暴落が起きて株価が半分になるような事態が起これば5年投資は失敗だったことになります。
でもそれを事前に予知することは不可能で結局は結果論でしか語れないので、何年かけて生涯非課税枠を埋めようかな?なんて悩むだけムダなような気もします。
最終的には運次第で、あとは自分がどこまでリスクを取るかの問題です。
仮に一時的に半分になったとしても「慌てずに数年かかる回復を待てるか?」「精神的苦痛やストレスに耐えられるか?」無理そうなら時期を分散したほうが良いかも知れないし、投資に慣れていて余剰資金があるならリスク取って5年投資もありだと思う
自分のリスク許容度をしっかり考えて新NISA戦略を練っていきましょう
僕は5年投資やります
僕はリスク取る覚悟があるし、悩んだり考えるだけムダと割り切って5年最短投資をします
理論的には市場にできるだけ早く長くお金を入れて運用するのが最も高リターンになりやすいですしね。
5年目以降も株が上がればラッキーだし仮に半値大暴落が起こっても精神的にも金銭的にも耐えられるし、株の大バーゲンセールなので大量に安く買えるのでそれはそれでラッキー、くらいのポジティブシンキングで臨みます
(実際、リーマンショック後も積立投資をやめなかった人は、その後損失を取り戻したどころか投資益をどんどん伸ばすことができました。)
普通に積立投資でもOK
ただ5年で1800万円投資は難しいと思うので普通はできる範囲で毎月定額積立投資をやっていけば十分です
例)月3万オルカン積立50年やれば期待値的には8000万円貯まります
普通に資産形成を目指すならこれで十分ですよね。
何年で投資枠埋めようかとか、買付タイミングで悩んだりする必要もないし、結局は長期積立投資がほとんどの人にとって最適解なのかも知れません。