資産運用を始めて10年以上が経ちました。
これまでいろんな本でお金・資産運用・金融の勉強をしてきましたが、「結局、投資は超シンプルで簡単」という結論にたどり着きました。
特に自分が実践しているインデックス積立投資はあまりにもシンプルすぎて、本何冊か読めばもう勉強終わり、と言ってもいいくらいの知識で実践できます(もちろん深く学ぼうと思えばどこまでも深くいけますが・・)。
ということで、今回は「投資初心者の方でも読みやすい・わかりやすい」を念頭におすすめの本を5冊に絞って紹介。
さーっと、見ていただいて興味の湧いたものからでも手にとってもらえると幸いです。
大げさなしで、ここで紹介した本の内容くらい理解していれば、僕くらいのリターン率なら誰でも出すことができます。
(本当にここで紹介する本がやれと言っていることをやってきただけ)
1.ジェイソン流お金の増やし方
“資産運用で家族全員が安心して一生暮らせるほどの資産を15年で増やした”という厚切りジェイソンがその投資手法を余すことなく公開。
アマゾンの投資部門でもベストセラー1位を獲得・50万部売れてる人気の本。ジェイソンの投資法は超シンプル
①支出を減らす
②残りのお金を投資に回す
③待つ
投資のセオリーに従ってインデックスファンドに「長期・分散・積立」投資するだけ
わかりやすい語り口で書かれていて、投資の勉強としても読み物としてもとても面白いです。
2.お金は寝かせて増やしなさい
著者の水瀬ケンイチさんはインデックス投資歴15年の実践者で、基本から実践までやさしくインデックス投資を解説している良書。
内容としては
・インデックス投資の解説
・インデックス投資の実践
・インデックス投資の出口戦略
の3つに分けることができます。
「インデックス投資って何?」「なぜインデックス投資なのか?」「具体的に何をすればいいのか?」「何を買えばいいのか?」といった初心者にありがちなよくある疑問に全て答えてくれます。
この本を読めば、お金が勝手に増えていく仕組みを作ることができます。
3.人生100年時代の年金・イデコ・NISA戦略
投資本としては珍しく公的年金についてかなり詳しくまとめられています。
投資でお金を増やす前に、将来年金制度がどうなるのか・いくらくらい受給できるのか、これを把握しておくのは超重要。
その上で年金では足りないと予想される部分を投資で補う、という考え方が順番として正しいと思います。
年金はかなり誤解の多い制度で「将来もらえなくなる」「破綻するんじゃないのか?」そんなイメージも大きいですが、しっかりしたデータ・法的根拠とともに制度が解説されていて年金の有効性・重要性を再認識することができました。
あわせて、つみたてNISA・iDeCoを使って節税しながら資産構築を目指す方法もかなり具体的に書かれています。
本書で紹介されている「年金・つみたてNISA・iDeCo」のあわせ技なら老後2000万円問題もなんなくクリア。しかも早く始めれるほど有利。
日本の投資系では自分が一番信頼している人で10年以上筆者の本を読んでいますが、この本は今までのベストだと思います。
学ぶことも多く何度も繰り返し読みたい本。
超超超おすすめです。
4.ウォール街のランダム・ウォーカー
500ページほどある分厚い本で最後まで読み切るのも大変なんですが、まえがきにまとめられているとおり「個人投資家にとっては個々の株式を売買したり、プロのファンドマネージャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックスファンドを買ってじっと待っている方がはるかに良い結果を生む」という超シンプルな内容の本です。
長期積立投資プレイヤーなら一度は読んでおくべき投資のバイブル本。
最新版は行動経済学についても触れていて、行動ファイナンス的に投資家は意図せずにマイナスを行動を取る(だから個別株はやめとけ)みたいな話もおもしろい。
5.敗者のゲーム
こちらもウォール街のランダム・ウォーカーに並んで投資の名著と言われている本。
なぜ個別株やアクティブファンドが負けるのか。インデックス投資がベストなのか過去のデータや金融理論・統計学的に説明していて説得力があります。
「ウォール街のランダム・ウォーカー」と「敗者のゲーム」はインデックス投資家なら必ず一度は読んでおきたい本。世の中の殆どのインデックス解説本がこの2冊の焼き写しといってもいいくらいです。
何度も改定されながら何十年にも渡って読みつがれ、世界中の検証に耐え抜いてきたその内容は間違いなし。
難しい箇所もありますが、分かる部分だけ読んでいけばエッセンスは十分理解できます。
最後に
どの本読んでも結論は「分散積立投資して長期間持ち続ける」に到達します。別にすごい技や儲かる銘柄が紹介されているわけではありません。
むしろ投資は変に狙っていくものではなく、当たり前のことを当たり前にやっていくだけでOKというのがおわかりいただけると思います。
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