コロナの影響で運行を停止しているピースボートですが、2022年からはクルーズ業界の需要回復を見越して3隻で世界一周クルーズを行うとしています。
3つの船のうち2隻は新たにチャーターする新船「ゼニス」「パシフィックワールド」、1隻は自社の新造船「エコシップ」ということでクルーズ業界でも話題に。
「パシフィックワールド号」と新造船「エコシップ」は4月、「ゼニス号」は8月にデビューする予定で、すでに先2~3年分の世界一周クルーズが販売中。
船名 | 料金 | 1泊あたり料金 |
---|---|---|
パシフィックワールド号![]() | 188万円から | 1万8千円 |
ゼニス号![]() | 139万円から | 1万4千円 |
エコシップ号![]() | 198万円から | 2万2千円 |
※すべて2名1室の場合の1名料金。
こちら通常料金になります。早期申込みで早割適応すれば大幅に安くなります。詳しい値引き情報については一度パンフレット請求されてみて下さい。
参考:ピースボート資料請求
ピースボート世界一周費用は139万円から
ピースボートの料金は「船のランク」「部屋ランク」「参加人数」「船上でどのように過ごすか」など様々な要件でかなり違ってきます。
上の表で見たように、同じピースボートクルーズでも船によって139万円から198万円と費用差があります。
世界一周クルーズともなるとスタンダードなコースは約100日・3ヶ月かけて世界を一周りするというものです。
たいてい世界一周クルーズはヨーロッパをまわる「北回り」と、アフリカ喜望峰を渡る「南回り」の2種類に分類されますが、やはりどちらのコースをとっても100日程度の日程にはなります。
それだけの長期旅行となるとさすがに100万円単位でお金が必要になってきます。
クルーズ基本料金に加えて、さらに基本料金に含まれないもの、寄港地での出費、乗船準備段階でかかる費用なども必要になってくるのでトータルに考えなければなりませんし、具体的にどういったところで費用が発生するか押さえておく事が重要です。
大雑把に見積もって基本代金以外に一人あたり50万円は準備しておきたいところです。
ではここから全3船を1船ずつ細かく見ていきましょう。
ゼニス号 139万円から
ゼニス号の特徴は4人相部屋設定があることです。
世界一周クルーズとなると通常2人部屋になりますが、ゼニス号にだけ4人参加可能な部屋がありその分クルーズ料金もかなり安くなります。
ゼニス号の4人相部屋料金はピースボートの他の船と比べても50万円ほど安くなっています。
ゼニス世界一周クルーズ行程&料金
別途諸経費
チップ代・・83,200円
ポートチャージ・・54,000円
ビザ取得代金合計・・32,475円
国際旅客税・・・1000円
ゼニス号クルーズの日程・客室別料金などはこちら。
パシフィックワールド号 188万円から
プリンセス・クルーズ社が所有していた船で、これまで「サン・プリンセス」という船名で運行されていました。
サン・プリンセスは1995年にイタリアで当時世界最大の客船として竣工。デビュー後はカリブ海やアラスカ航路で活躍しました。
2013年から日本発着クルーズに就航し、2019年にはJTBチャーターによる世界一周クルーズを成功させたと船として、日本のクルーズファンには馴染みのある船でもあります。
パシフィックワールド世界一周クルーズ行程&料金
別途諸費用
合計・・84,800円
ポートチャージ合計・・60,000円
ビザ取得代金合計・・30,375円
国際観光旅客税・・1,000円
米国アラスカ州クルーズ税・・4,200円
パシフィックワールド号クルーズの日程・客室別料金などはこちら。
エコシップ号 198万円から
2022年4月にデビュー予定の新造船エコシップ。
液化天然ガス(LNG)を主要燃料として使用し、風を動力としながら太陽光で電力をまかなう環境に優しいクルーズ船になっています。
「自然と共存する船内」をコンセプトにした公共スペースには、過ごしやすさと持続可能性を追求した最先端のデザインが随所にちりばめられています。
エコシップ世界一周クルーズ行程&料金
ピースボート料金に含まれるもの
クルーズ基本料金には世界をまわる移動代、食事代(朝・昼・晩・夜食・アフターヌーンティー等を含む)、ショー等のエンターテイメント、客室代が含まれます。
基本料金は船そのもののランク、客室のランク、参加人数でだいぶ変わってきます。
大抵、一番安いのは「内側(窓がない部屋)」で4人参加、次に「海側」→「海側バルコニー付き」→「ジュニアスイート」→「スイート」といった順番で料金は上がりますが、部屋のランクによって受けられるサービスが変わってくるということは殆どありません。
なるべく安く乗りたいとか、部屋は帰って寝るだけの場所と割り切って内側の部屋にすれば基本料金はかなり抑える事ができます。
逆に部屋にバスタブが欲しい、バルコニーから海を眺めていたいなどゆったりした船旅を味わいたいのであれば部屋ランクを上げる、といった選択もあるでしょう。
ここらへんは参加者の予算や旅のスタイルで決めてしまって大丈夫でしょう。このクルーズ基本料金さえ決めてしまえば船旅の予算の大枠は固まってきます。
クルーズ基本料金以外に必要な費用
逆に基本料金に含まれないものも多くあります。
ここらへんを理解して予算を組んでおかないと、実際に乗船してから予想外の出費に驚くことになるかもしれません。
以下に主なクルーズの基本料金に含まれない出費を列挙します。
- 港までの移動費
- オプショナルツアー代
- レストランのアルコール代
- チップ
- 洗濯代
- インターネット代
- 寄港地観光にかかる費用
などなどたくさんあります。クルーズ出発の準備までにそこそこお金がかかりますし、実際に出発してからも船上や寄港地でいろいろなところで出費が重なると思います。
世界一周クルーズとなると100日間にも渡るので、そんなに使ってないつもりでも気がついたら最終的には意外と大きな出費になっていたということも。
個人によってお金の使い方も違いますし、実際に乗ってみないといくらかかるのか予想するのも難しいところです。
もちろんクルーズには全食事・エンタメ・移動費・宿泊代など基本的なものはすべて含まれているので、セーブしようと思えばセーブはできます。
アルコールは飲まないし、寄港地では基本的に自由観光という方はそんなにかからないかもしれません。
まとめ
以上紹介したように、世界一周クルーズにかかる費用は「クルーズ代金 + その他の出費」トータルでいくらかかるかまで考える必要があります。
ちなみに世界一周クルーズの場合、出発直前割引的なのはありません(いままで見たことありません)。
なるべく安く済ませるには早期割引を利用するのが一番です。
早期割引にも第一弾・第二弾などあり、早ければ早いほど割引率が大きくなりお得になるのでぜひ覚えておいてください。
発売中のクルーズ日程や船・客室の詳細・早期割引情報などはパンフレットにてご確認ください。
参考:ピースボート資料請求
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