【購入レビュー】モンベルのストームクルーザーを使ってみた感想

モンベルを代表するレインウェア「ストームクルーザー」を購入しました。レインウェアと言ってもモンベルだけでも本記事執筆時点で9種類くらい発売されていて、その機能も下から上まで様々あり購入プロセスにおいてもかなり迷いました。結果としてストームクルーザーを選んで大満足しているんですが、今回は様々なレインウェアの中からストームクルーザーを選んだ理由と実際に使ってみた感想を紹介します。

私がストームクルーザーを選んだ理由

わたし実はストームクルーザーを購入するまではろくに雨対策をすることもなく登山へ出かけていました。関東近郊の日帰りコースで、かつ天気予報が完全に晴れの日にしか山へ行かなかったからです。完全に山の天気をなめた認識で登山をしていましたが、幸いにも一度も雨に降られることがありませんでした。

しかし最近になって本格的に山登りを始めて、山に関する書籍なども読むようになりました。その中でも一番衝撃を受けた本が「トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか」というタイトルの本でした。北海道のトムラウシ山で7月の夏登山中に18人中8人の方が低体温症でなくなった遭難事故を扱った本なのですが、壮絶な内容で自分の山登りに対する認識が大きく変わりました。

亡くなられた方の直接的な死亡原因が装備にあったわけではありませんが(むしろウェアには問題なかった)、山に対する認識次第では登山では誰もがいつ死んでもおかしくないということを深く考えさせられました。そこで山で死なないためにレインウェアの購入を決めた感じです。

とは言ってもモンベルの店舗に出かけてみるとなんかいろいろと種類があってどれにした良いのかわからず、値段もさまざまでかなり悩みました。そして比較検討した結果、命を守るためなら安いもんだと考えて、高機能なものを選びました。最終的に残った候補は「ストームクルーザー」「トレントフライヤー」「レインダンサー」の3つでしたが、ストームクルーザーは昔から売られているロングセラー商品で実績があったのと様々なブログを読む限りデメリットはなさそうだったのでストームクルーザー(上下で買いました)にしました。

ストームクルーザー使用レビュー

ではここから実際にストームクルーザーを使ってみたレビューを以下のポイントに絞って紹介します(ストームクルーザーを買ってから日帰り登山で一度急な雨にふられましたことがあります。ホント買ってて良かった)。

  1. 防水・撥水性
  2. 着心地
  3. 軽量・持ち運びやすい
  4. サイズ感

1.防水・撥水性

まずレインウェアに一番期待したい機能である防水・撥水性に関しては全然問題ありません。驚くほど水を弾いてくれました。さすがゴアテックスだなって感じです。

写真で伝わりますでしょうか?この撥水度!!モンベル公式サイトによればこの防水透湿性は世界最高水準らしいです。
防水 撥水性機能


ゴアテックスに関しては今更説明は不要かと思いますが、簡単にいうと「水分子より小さく水蒸気分子より大きな穴が無数(1平方センチあたり14億個)に開いた膜」
のことです。要は外からの水分子(雨)は通さないけど、中から外への水蒸気分子(汗)よく通すことで、雨の中で汗をかいていてもウェア内の水蒸気は逃がすことができるので快適な環境で過ごすことができるんですね。実際雨の中での山行でもウェア内が蒸れることも無く快適でした。

この撥水性はすごいとしか言い表せないです。なんでこんなにも雨を弾くことができるのか魔法のようです。とにかく防水・撥水性に関しては文句なしです。場合によっては防寒にもなるので幅広く使用できます。

それから水が侵入しそうな場所である、フード部分・袖部分・ジッパーの水浸入対策もバッチリです。フードの部分は結構深くかぶれるので顔面も守ってくれます、かと言って周辺視野を妨げるほどの深さでも無く丁度良いと感じました。
フード部分

首周りのドローコードも4本付いていて、顔の周辺、ひさしの上下、首周りの3方向から調節でき高いフィット感が得られます。ジッパーもしっかり上まで上がるようになっています。水の侵入はなし。
首元

袖部分はマジックテープ(ベルクロ)がついています。
DSC 0042

ジッパー部分も止水性が高くしっかり浸水を防いでくれますフラップが不要なので軽量化が実現されています。開閉も簡単。
ジッパー部分

ジャケット裏面にある全ての縫い目には丁寧な止水テープが施されています。止水テープ

2.着心地

着心地は結構良いです。前モデルはレインウェア特有のゴアゴア感が結構あったらしいんですが、2015年のモデルチェンジでだいぶん軽減されたそうです。それでも正直まだゴアゴア感が多少残ってはいますが(とは言っても他の安いレインウェアと比べると明らかに柔らかい)、たいして気になるものではないです。ただでさえ足元の悪い雨の中を歩くのは大変なのにレインウェアの着用感が悪いなんてことなら最悪ですよね。

生地自体は以外なほど薄手なので運動が制限されるとか、動きにくいって感じもないですね。あの薄さで生地が3層になっているってのも意味不明ですね。最近のテクノロジーはすごい。私はストームクルーザー以外の他のレインウェアを使ったことがないので比較はできませんが、いろいろなブログなんかでもその着心地や動きやすさは褒められているようなのでやっぱり良いものなんでしょうね。

それから着脱に関してですが、急な雨が降ってきた際に体を少しでも濡らさないためにも素早くレインを着ることは大切です。ジャケットはサッと羽織るだけなので問題ありませんが、パンツの方をサッと履くのは難しいですよね。一旦登山靴脱いでズボンはいてまた靴を履いて…なんて面倒なことやってられません。ストームジャケットのパンツは膝下あたりまでジッパーが伸びているのでなんと登山靴を履いたままパンツの着脱ができるんです。これは大いに助かります!

ストームクルーザー パンツ ジッパー

3.軽量・持ち運びやすい

まだまだいいところありますよ。軽量でコンパクトに収納できるので持ち運びに優れているのもポイント。全重量はジャケットが257g、パンツが191gと上下あわせても500gもないんです。専用のスタッフバックが付いていて収納すればペットボトルより小さくなります。ザックに入れていても場所を取ることもないし軽いので携帯性は抜群、特に泊登山や荷物が重たくなりがちは冬登山なんかでは重宝するのではないでしょうか。

↓折りたたむとボールペンより一回り大きいくらいまで小さくなります。ちなみに左がジャケット・右がパンツです。
軽量 持ち運びやすい

4.サイズ感

私は身長170cm・体重60kgと極普通の体型ですがMサイズで丁度良かったです。冬山でインナー下着・フリース・ウィンドシェルパーカと3枚重ね着した上にストームクルーザーを着てみましたがそれほど圧迫感はありませんでした。サイズ選びは普段から来ている洋服と同じサイズで良いのではないでしょうか。

実際に着てみるとこんな感じです。
ストームクルーザー 正面
ストームクルーザー 後ろ
ストームクルーザー 横
ストームクルーザーパンツ正面
ストームクルーザーパンツ背面

パンツの裾部分もちょうどよい長さ。
ストームクルーザーパンツすそ

まとめ

ストームクルーザーは上下セットで揃えるとそこそこの出費となりますが、命を守るための道具と考えれば安いものですし変なところでケチらないほうがいいです。他メーカーで同程度のモノを買うとなれば値段は2倍くらいはしますしね。耐久性もあるし長く使えそうです。機能面に関しても文句ないくらいの素晴らしいおすすめレインウェアです。