TOEICパート7で高得点を得るための勉強法と15の攻略ポイント

(画像引用:TOEIC公式サイト)

TOEICテストパート7はリーディングセクションの半数以上の問題を締めています。時間切れにならないためにもパート7の文章量に負けない技術を身につけることが必要です。パート7の攻略法に関しては以下の5つに焦点を絞って説明していきます。

  1. Eメール・手紙・メモ
  2. 広告・フォーム
  3. テキストメッセージ・チャット
  4. ダブルパッセージ
  5. トリプルパッセージ

1.まずは全体を見て、次に冒頭で目的・テーマをチェック

パート7は文書を読んで設問に答える読解問題です。まずは今から読もうとしている文章がどんな文書なのか、概要をつかむことが大切です。文書の上にある指示文(Questions 147-148 referring to the following~.)を見ると、「〜」の部分にこれから読む文書の種類が書いてあります。

  • email
  • 社内文書
  • 広告
  • 手紙
  • 情報
  • レビュー
  • 記事

など、どういう文書なのかチェックします。次に文書をざっと眺めてもう少し詳しい情報を拾います。Eメールなら手紙やヘッダー部分から誰が誰に向けて書いているものなのか、件名は何かなど、概要を掴みましょう。

Eメールや手紙でよく問われるのは、その目的やテーマです。これらはだいたい第一段落を読めば予測できます。初めて連絡を取る相手にどういう経緯で連絡先を知ったのかを説明する必要があったり、本題に入る前に挨拶をしていたりする場合、目的やテーマが第二段落に登場することもあります。

誰が誰に向けてどんな目的で書いた文章なのかは、全体を理解する上で重要な情報なので、冒頭の記述に目を通して把握するようにしましょう。まれに文書全体を読まないと正解がわからない問題もありますが、これは上級者向けの設問です。冒頭を読んだだけで解けない場合は、深追いせず次の設問に移りましょう。

2.パラグラフのテーマを意識しよう

新形式になって登場した設問に「与えられた文を挿入する位置として適切なものを選ぶ問題」があります。このタイプの問題はパラグラフのテーマがヒントになります。ひとつのパラグラフには1つの内容がまとめて述べられており、無関係な内容が紛れこむことはありません。与えられた文の内容を見て、それに関連するテーマが述べられているパラグラフを探してください。

例えば求人に応募する手紙の場合、第一段落では応募する旨を述べ、第2段落で簡単な経歴、第3段落で応募の理由、最後の段落で最後のアピールと連絡をお願いする旨が述べられているとしましょう。問題で与えられた文が、自分の引越しについて述べている場合、引っ越しのために、現在の仕事をやめてこの求人に応募していると考えられますから、この文は応募理由を述べた第3段落に含まれるはずです。

3.照合タイプは広い視野で

What is indicated ~? What is suggested ~? 等の問題は、選択肢が文になっており選択肢の内容と文書の内容を照合する必要があります。問題の最後の部分が about~ で、かつ「〜」の部分が文書全体のテーマとは関係がない場合は比較的簡単です。「〜」に入る内容について述べているパラグラフだけを読めば良いからです。

逆に最後が in the ~ (「~」は文書タイプ)の場合や、about 〜 でも「〜」が文書のテーマの場合は、文書全体が検索対象になり、難易度があがります。いずれの場合も、設問文で使われている動詞が suggested (指示されている)、implied(示唆されている)などの場合、文書中の記述から類推しないと正解にたどり着かないため、細部にとらわれすぎず広い視野で取り組みましょう。

4.全体に関わる情報は目立つ

全体に関わる問題には、文書の目的やテーマを問う問題、その文書がどこに掲示されているかを問う問題、文書を書いた人を問う問題、文書が対象にしている読み手を問う問題などがあります。Eメールや手紙、社内メモなどでは冒頭の段落に大きなヒントがありますが、広告やフォーム、アンケートや取扱説明書などでは、これらの問題のヒントになる情報は目立つことが多いものです。

例えば、広告では会社名や広告の対象になっている商品のサービスの名称は、大きな文字や太い文字、イタリック、装飾文字など目立つ形で表記されることが一般的です。対象となる読み手に対して呼びかけ、内容に関心を持ってもらうための工夫がなされていることが多いはずです。

また、フォームやアンケートでは項目名が太文字になっているなど、何についてのフォーム、アンケートなのかに関するヒントが目立っていることが一般的です。全体を眺めて、まず目立つ情報を確認するようにしましょう。

5.NOT問題はポイントを絞って消去法で

NOT問題と呼ばれる問題があります。設問文の中に大文字で書かれたNOTという単語が含まれる問題のことです。このタイプの問題は問題文の中に「書かれていない」選択肢を選ぶわけですが、逆に考えると、不正解の選択肢は全て問題文中に書かれていることになります。書かれている選択肢3つを特定することによって、残った1つが正解ということになります。

このようにNOT問題は3つの情報を探さなければならず手間がかかりますが、3つの情報は狭い範囲にまとまって登場することもめずらしくありません。例えば、求人広告で頻出の「応募要件でないものは何か」という問題。基本的には応募要件は1つの段落にまとめて記載されていますから、その段落だけを探せば良いことになります。

NOT問題でもパラグラフのテーマを意識することでより短い時間で答えにたどり着く可能性が高まります。ただし、述べられている3つの情報のうち、1つが同じパラグラフではなく、欄外の注釈の部分に記載されているケースもあります。小さな文字で書かれた部分などにも注目しましょう。

6.言い換えが鍵

パート7では、問題文に含まれる表現を言い換えた形で正解の選択肢が記述されていることがかなり頻繁にあります。例えば、

  • discount(値引き)→reduced price(減らされた値段)
  • coworker(同僚)→colleague(同僚)
  • fill out the questionnaire (アンケートに記入する)→complete the form(フォームを完成させる)
  • You can sign up on our web site(お申込みはウェブサイトでできます)→Register online(オンラインで登録する)

というように、同じ内容を別の表現で表すわけです。

設問の答えを探して1問ずつ出問題文を確認し、答えのヒントを特定できたとしても、この言い換え表現に気づくことができないと正解にたどり着けません。日頃から似た意味の単語を関連付けながら覚えること、間違えた問題で使われていた言い換え表現をチェックして覚えることを続けていきましょう。

7.チャットは会話に近い

2016年5月以降にパート7に加わった text message chain(テキストメッセージのやりとり)と online chat discussion(オンラインチャットの話し合い)は、1回のテストにそれぞれ1題ずつ出題されます。日本語でも同様ですが、これらの文書は文字を使った会話のようなものですから、用いられている言葉は限りなく話し言葉に近いものです。

同僚同士のチャットやディスカッションが多く、カジュアルな会話表現も頻繁に登場します。パート3の会話のスクリプトを読んでいるような感じで読み始めると良いでしょう。

8.意図問題は前後の文脈をおさえる

text message chain と online chat discussion に必ず1問ずつ出題される問題が、「発話の意図」を問う問題です。
At 9:35 A.M what does Ms. Jones mean when she writes, “I don’t believe you” は、何を意味していますか)というような問題文が特徴です。At 9:35のように発言時間が指定されているため、どこを見ればよいかは一目瞭然です。

引用される部分は文脈に応じて複数の解釈が成り立つものが選ばれます。前後の発言内容を把握してどの意味で用いられているかを判断する必要があります。その点では、以前からパート7にある「同義語問題」と似ています。

引用される部分は会話で頻繁に用いられる慣用表現であることがあります。例えば、You can say that again.という表現です。文字通りの意味は「あなたはそれをもう一度言ってもかまわない」ですが、会話では「その通り!」と相手の言ったことに同意する際に用いられる表現です。こういった会話表現を多く知っていると解きやすくなりますから、パート3や市販の英会話教材などにでてくる慣用表現をおぼえるのも役に立ちます。

しかし、そうした慣用表現を知らなくても解答は可能です。「同義語問題」と同様、引用された内容の特殊な意味を知らなくても、前後の文脈に合うような内容の選択肢を選べば良いわけです。

9.発言者も意識しながら全体を通して読む

text message chain では登場するのは2人ですが、online chat discussion では多くの人が登場します。特定の登場人物についての設問もありますから、誰がどんな発言をしているのかも意識しながら読み進めましょう。

また、チャットのなかで取り上げられている事柄に関して、What does Mr.Jones indicate about ~? (ジョーンズさんは〜についてなんと書いていますか?)や What is indicated about ~?(〜について何が示されていますか?)、What is suggested about ~?(~について何がわかりますか?)のような問題も多く登場します。

indicateやsuggestのような動詞が受動態で設問文に登場する場合、複数の登場人物がそのことについて言及し、だれの発言が正解に結びつくのかがひと目でわからないことがあります。また、複数の人の発言を総合して判断する必要があるケースもあります。従って、誰の発言なのかも意識しつつ、チャット全体を通して読んでから設問に答える方が解きやすい場合が多いでしょう。

10.文書系の全文は全部読んでおく

問題176から185に登場するダブルパッセージ問題、186以降に登場するトリプルパッセージ問題では、複数の文書に分散された解答根拠を関連付けなければ答えられない問題が登場します。解答根拠が複数箇所にまたがるため、情報をピンポイントで探し出すことが難しいのが特徴です。

そのため、Eメール、手紙、社内メモや記事、レビューなど文脈がしっかりと存在する文章タイプの問題は最初から最後まで通して読んでおくほうが、早とちりをせずに済みます。一方、申込用紙や請求書、図表など、単に情報が羅列されているタイプの文書は、概要を確認する程度にとどめ、設問の解答の際に応じて読み込む形でかまわないでしょう。情報の羅列なので、最初に通して読んでも内容を記憶にとどめにくく、無駄に時間になりかねません。

11.解ける問題を確実に解く

上で述べた通り、複数の文書にまたがる情報を関連付ける必要がある問題が、1セットに少なくとも1問は存在します。このタイプの問題は手間がかかりますから、難易度は高めです。しかし、難易度の高い問題に時間を浪費していては、時間が足りなくなり、何問か問題を見ること無く適当にマークする結果になりません。

TOEICテストでは簡単な問題も難しい問題も価値は一緒で、難しい問題だから配点が高いということはありません。難しい問題に時間を取られて簡単な問題に出会えなくなる事態だけは避けなければなりません。難しい問題、手間のかかる問題はあまり深い追いせず簡単な問題を探して解くという発想も大事です。

ダブルパッセージでは1つ目の問題は最初の文書だけを読んで解ける問題がほとんどです。シングルパッセージと同じ要領で解けますから、落ち着いて取り組みましょう。

12.同義語問題は文脈から判断

以前から出題されている同義語問題は、10セットあるシングルパッセージの後半とダブルパッセージ、トリプルパッセージで出題されることの多いタイプの問題です。問題の形は”The word “~” in paragraph X, line Y, is closest in meaning to(第X段落・Y行目の”~”と最も意味が近いのは)という表現で一定です。

ダブルパッセージ、トリプルパッセージで出題される場合、冒頭に In the first email(最初のeメール)などのように、どの文書で登場するのかが明示されます。どこに登場する単語なのかを指定してくれていますから、応えられるかどうかを判断するのに時間はかかりません。確実に取り組むようにしましょう。

同義語問題のパターンは2つ。1つ目はそれほど難しくないけれどいろいろな意味を持つ単語が指定されて、この文脈ではどの意味で用いられているのかを判断するタイプです。もう一つは見慣れない難しい単語が指定され、その同義語を選ぶタイプ。前者が圧倒的に多くなっています。

いずれのタイプでも、大切なのは前後の文脈からその単語の意味を類推するということ。別の味方をすれば、パート6に登場する文脈に依存する語彙問題と本質的には同じです。指定された単語の含まれる分だけで判断しようとせず、少し前の内容から確認するようにしましょう。

13.複数文書参照型がより複雑に

パート7の最後に3セット並ぶトリプルパッセージは、かなり手強いタイプです。手強い理由は何と言っても文書が3つあること。そして複数の文書に散らばる解答根拠を関連付けて解く、複数文書参照型問題が多いこと。さらに、解答根拠がわかりにくくなっていることです。

文書が3つあるということは、含まれる単語がどうしても多くなります。それぞれの文書が短くなっているため、極端に読む量が増えるわけではありませんが、読むべき量が増える傾向にあるのは間違いありません。

従来のダブルパッセージでは、1セットにつき1つか2つだった両文書参照型の問題が、トリプルパッセージでは1セットに3つあることも珍しくありません。複数文書参照型はどうしても解答に時間がかかるため、1セット全体としても手間がかかる印象は拭えません。

また、ダブルパッセージでは1問目はほとんどの場合1つ目の文書だけで解けましたが、トリプルパッセージでは1問目が2つの文書に基づいていたり、複数文書参照型だったりすることもあります。また、文書が3つあるため、複数文書参照型の解答根拠が、どの文書とどの文書に存在するのか予想しにくくなります。

結果として、ダブルパッセージ以上に、最初に全体の内容を頭に入れて解くことが求められます。情報を記憶にとどめるリテンション能力の強化が重要になります。

14.急ぎたいけれど落ち着いて

上でも触れた通り、複数文書参照型の問題が増えているため、じっくり腰を据えて問題に取り組むことが重要です。単純な予定を問う問題のように見える問題が、実は複数文書参照型である可能性があるわけです。

例えば、1つ目の文章がMr. Jonesのスケジュール、2つ目がMs. Santosから Mr. JonesへのEメール、3つ目の文書がMr. Jonesから Ms.SantosへのEメールだとしましょう。
設問がWhen will Mr.Jones meet Ms.Santos?なら、スケジュールを見てサントスの名前のある日を答えたくなりますが、2つ目のEメールのどちらかで、予定の変更が示唆されているかもしれません。もっと言えば、1つ目のメールで変更の打診と2つのオプションが提示されていて、2つ目のメールで2つのオプションのうちどちらかが選択されているとしたら、結局、3つの文書を見なければ、答えにたどり着けない可能性があるのです。安易に飛びつくわけにはいきません。

このような可能性があることを知った上で、落ち着いて問題に取り組むことが大切です。やはりダブルパッセージと同様、文章系の文書は全体を通して読むほうが、ケアレスミスを防ぐのに役立ちます。

15.タイムマネジメントが大切

安易に飛びつくと間違えてしまう可能性があるため、しっかりとした文章が存在する文章系はの文書は全体を読むほうがよいのは前述した通りですが、テストの残り時間も無視できません。

多くの場合、トリプルパッセージは最後に解くことになるでしょうから、終了時刻と競争することになります。時間との戦いの中で焦らず、落ち着いて処理していくためには、難しい問題と時間がかかりそうな問題を後回しにする、深追いはしないなど、タイムマネジメントを強く意識して取り組む必要があります。

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